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Thinking About Kamikaze Pilots

Posted by Ken at December 23,2013

「永遠の0(ゼロ)」劇場公開に伴い、特攻隊員について深く知りたいと思い、蔵書を引っ張りだしたり、ネットで検索したりしています。その中で見つけた動画。ある特攻隊員を取り上げたものです。

既に両親は他界。出撃を前に妹を想う隊員のその純粋な気持ちが、痛いほど伝わってきます。再生時間:8分58秒と長い動画ですが、お時間のある時に観てみてください。



特攻にゆく人が残した遺書を読むと、その純粋さに驚かされます。ただ一心に、家族のことを想っています。

もちろん当時のことですから、家族へ宛てた手紙や遺書の中に、軍を批判するような内容や機密事項がないかどうか厳しくチェックされたと言います。隊員はそのような制約の中で家族に対する想いを書き綴っていきました。今こうしてこれらの遺書が残っている、ということは「家族への想い」を咎めるほど軍も野暮ではなかった、ということでしょう。

愛国心は何も「お国のために」といった大上段の構えだけではなく、むしろ彼らのいう「お国」は故郷の家族や愛する人達のことなのではないかと遺書を読んで思いました。

そんな彼らの人格を否定したり、貶めたりする事など、少なくとも日本人だけはしてはいけないと思うのです。

特攻という作戦自体は発案者の大西中将自ら「統帥の外道」と称したようにとても褒められたものではありません。が、戦略・戦術上ほとんど意味のないものであっても、長い時の流れの中でその「利他的精神」は必ずや多くの人の心を打つものとなる、それが復興の力となることを彼ら特攻隊員は知っていました。

戦後、アジア各国は欧米列強の圧力をはねのけ独立し、歴史上長く続いた白人至上主義は終焉を迎えます。

日本ではとかく批判されることが多い「特攻」も実はアジア各国(特亜3国を除く)では感謝の対象となっています。私はこれを知った時、大きな衝撃を受けました。

繰り返しますが「特攻」はとても作戦と言える様なものではないですし、今後このようなことは絶対にあってはいけません。しかしその一方、あの時代を変える大きな原動力になったことも確かなのです。

正しい歴史を知れば、先人たちが成し遂げようとしたことに深く感謝せずにはいられなくなります。

でもそのような偉業も、身近な大切な人を想うその気持ちがベースになっている、そんな風に思えてならないのです。


P.S.
特攻機の模型は作りたくないし集めたくありませんでした。童友社「翼コレクション」の零戦を作るまでは。でもこれを作ったことがきっかけで「特攻」に関わった人たちについてもっと勉強しなければ! と思うようになりました。

大東亜戦争初期には向かうところ敵なしであった新鋭戦闘機・零戦ですが、その数年後には敵艦に体当たりする人間爆弾へと変質してしまいます。  

塗装剥離が甚だしく、また機体外板もベコベコな関大尉機。特攻機には使い古しの中古機があてがわれたといいます。本モデルでも通常塗装の上にシルバーを塗布して塗装剥離を表現しています。

▲ 翼コレクション第10弾・零戦21型「第一神風特別攻撃隊 敷島隊 関行男大尉乗機」


モデルレビューです(2007年10月20日記)。ご参考までに。
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